FX検証ツール「トレードトレーナー」を使ってみた

検証ツール
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FXの検証ツールといえば当ブログでも紹介している「Forex Tester(フォレックステスター)」が有名かと思いますが、最近新しい検証ツールである「トレードトレーナー(Trade Trainer)」というものが登場したので使ってみました。

この記事では以下のことについて書いていこうと思います。

  • どんなツールか
  • 使用感
  • 良い点、悪い点
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どんなツール?

トレードトレーナーはMT4にインストールして使用する最新のFX検証ツールです。

フォレックステスター等の多くの検証ツールでは専用のソフトを使用し、別途ヒストリカルデータをインポートして使用しますが、トレードトレーナーでは現在ご利用中のMT4に直接入れますので、ヒストリカルデータを入手する必要がありません。

なので、ファイルを受け取ってから数分程度で検証作業を始めることができます。

またMT4を使用するので、MT4に適用できるインジケーターを使用することができます。

では実際に検証してみましょう。

使用感

基本設定

まず、適当なチャートを開いて、トレードトレーナーのエキスパートアドバイザをチャートに適用します。

すると以下のような画面が表示されます。

検証開始日、通貨ペアを指定し、検証通貨ペアの時間足を設定します。

このとき、「チャートを開く」ボタンを押下するごとに、指定した時間足のチャートが追加されますので、検証したい時間足の分だけ「チャートを開く」ボタンを押します。

例えば、15分足、1時間足、4時間足の3つの時間足で検証する場合は3回押すことになります。

その下に「検証通貨ペア以外のチャートを表示する。」とありますが、通貨の相関を見たい場合は、通貨ペアと時間足を指定することで、別の通貨の表示をさせることができます。

最後に「検証を開始する」を押下します。

すると以下のような画面が表示されます。

注文

試しに「売り」注文を出してみます。

数量(lots)の指定は、直接指定とリスク率、リスク額で指定できるようで、今回はリスク率を指定してみます。

こんな感じで指定してみました。

リスク率を5%にすることでSLに達した際の損失額が、現在の残高の5%にすることができます。

また、リスクリワードが表示されるので、損小利大を意識している場合は非常に助かりますね。ちなみに、「up」「down」ボタンを押すことで、リスクリワードの値が変更されるのですが、それに合わせてTPの値も変更されるようです。

それと、TP、SLの値については、価格を直接入力することもできますが、チャート上の赤いラインや青いラインをドラッグすることでも変更することができるので、チャートの形状によって決める場合も非常にやりやすいです。

「確定」ボタンを押してエントリーしたら次の画像のようになりました。

時間を進める

「▶」を押下して少し時間を進めてみます。

ちなみに自動で進めることはできないようです。

時間を進めました。

もう少しでTPに到達するところです。

トレード中の注文確認

ここで現在どれくらいの利益が出ているかを見てみます。

「トレード」ボタンを押下します。

現在、931円(13.3Pips)の利益が出ていることがわかりました。

さらに時間を進めます。

見事TPに刺さりました。

TPやSLに到達すると自動的に決済されます。

ちなみに手動で決済する場合は、「決済」ボタンを押します。

変更ボタンからSLを建値に変更することもできます。

地味に便利!

トレード履歴確認

ここで再び「トレード」ボタンを押して結果を見てみましょう。

今度は「履歴」タブを押すと、決済したトレードの履歴を見ることができます。

1267円(18.1Pips)の利益が出ていることがわかりました。

検証終了

検証を終了する場合は「終了」ボタンを押下しますが、その前に結果を保存しておきましょう。

保存した場合、次回検証する際に保存したところから開始することができます。

「保存」ボタンを押下します。

適当な名前を入力し、「保存」ボタンを押下します。

次回、保存したところから再開する場合は「保存データを開く」を押下します。

するとファイル選択画面が出るので、前回保存したファイルを選択します。

トレードの分析

「Excel」「HTML」ボタンでトレード分析を行うことができます。

手軽に見るなら「HTML」がおすすめです。

HTML

HTMLの場合、以下のように表示されます。

プロフィットファクターや勝率等を詳細に確認することができます。

ファイルの保存場所は「設定」ボタンから確認できます。

Excel

Excelの場合は以下のようなファイルが出力されます。

正直これだけだと、「トレード」ボタンを押下したときの履歴と大差ないのですが、購入特典の「取引結果分析ツール」を使用することで詳細な情報を知ることができます。

以下のような感じです。

資産推移のグラフがあって、HTMLよりも見やすくなっております。

また、曜日ごとや時間ごとの損益を知ることができるので、苦手な時間・曜日はエントリーしない等の対策を講じることもできます。

良い点・悪い点

ここからは個人的に思った良い点・悪い点を記載していきます。

良い点

  • 導入がめちゃくちゃ楽
    • MT4の所定のフォルダにファイルを置くだけ
    • ヒストリカルデータを用意する必要がない
  • エントリー時にリスクリワードが分かるのが良い
    • おおまかにリスクリワードを指定することもできる
  • ワンクリックでSLを建値に移動できる
  • 専用のソフトではなくMT4にインストールして使用するので、操作感が親しみやすい
    • 水平線等のオブジェクトをいつもと同じように使用できる
    • カスタムインジケーターを含むMT4で使用できるインジケーターをそのまま使える
  • バージョンアップが無料
    • フォレックステスターのメジャーバージョンアップ(4→5等)は有償である

悪い点

  • MT4に導入するので、トレード用のMT4で使用すると若干煩わしいかも
    • トレード用のMT4とは別にMT4を用意すれば解消できる
  • チャートの自動再生機能がない
    • バージョンアップに期待!
  • 途中からチャートの追加ができない

まとめ

筆者は今までフォレックステスターを使用しており、FXの検証ツールといえばフォレックステスター一強だと思ってましたが、なかなか強力なツールが登場しました。

もちろんそれぞれのツールで良し悪しはありますが、トレードトレーナーは何と言っても導入が楽すぎてビックリしました。

デモ版もありますので、興味がある方は是非試してみてはいかがでしょうか。

以下リンクからデモ版の入手・製品版の購入をすることができます。

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