いざ資産運用をしようと思って投資信託を選ぶことになった場合、どの投資信託に積み立てするか悩むことがあると思います。
筆者は2020年1月から投資信託への積み立てを始めていますが、どのような考えで選択したかを記載しておこうと思います。
ちなみに、2020年1月はコロナショック直前に当たり、積み立て開始時期としては最悪でしたが、それでも今は利益になっております。
この記事で分かること
- 投資信託に積み立てする際の重要なポイントが分かる
- 特に重要なポイントは手数料(コスト)であることが分かる
- 下落前に積み立て開始しても長期的に見れば利益になる可能性が高いことが分かる
重要なポイント① 長期投資はコストが命
投資信託への積み立てをする場合は長期的な投資をすることが前提となりますが、その際最も重要なポイントはコストを抑えるということです。
投資信託におけるコストは以下の3つがあります。
- 販売手数料
- 信託報酬
- 信託財産留保額
販売手数料
販売手数料とは投資信託を購入する際に発生するコストです。
最近はノーロードファンドという販売手数料が無料の投資信託も存在します。
積み立て毎に取られるのでノーロードファンドの投資信託を選択するのが良いかと思います。
信託報酬
信託報酬とは投資信託の運用・管理費用になります。
これは保有している期間中は必ず発生するコストになります。
販売手数料と違って無料になることはありませんが、できる限りコストの低いものを選ぶと良いかと思います。
ちなみに投資信託にはアクティブ型とインデックス型がありますが、信託報酬についてはインデックス型の方が圧倒的に安いです。
信託財産留保額
信託財産留保額とは投資信託を解約する際にかかるコストになります。
長期投資前提なのであまり気にしなくて良いかと思います。
重要なポイント② 長期的に見て右肩上がりのチャートになっている
ちょっと期間が短い(3年)ですが下図のように長期的に見てチャートが右肩上がりになっている投資信託が良いかと思います。
引用:楽天証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
逆に長期的に見てチャートが右肩下がりになっているのは危ないかと思います。
ただし、右肩上がりになっていないと資産が増えないというわけではなく、一旦下がってから価格が戻っている形状のチャートであっても資産を増やすことができます。
上のチャートで言うと、2021年1月付近で急落してから2020年9月付近でV字回復しているあたりですね。
重要なポイント③ NISA口座に対応している
NISAの枠を使用していない場合はNISAに対応している投資信託が良いかと思います。
特に一般NISAとつみたてNISAでは対応している投資信託が違うので注意が必要です。
ちなみに、つみたてNISAについては販売手数料が無料という条件があるので、つみたてNISAに対応している時点で優良な投資信託である可能性が高いです。
重要なポイント④ クレジットカード決済可能でポイントが付く
ポイントは地味に大事です。
更に付いたポイントで次回積み立てができると最高です。
楽天証券では月5万円まで楽天カード決済での積み立てが可能で1%のポイントが付きます。(最大500ポイント)
重要なポイント⑤ 下落した場合はお買い得と考える
これがめちゃくちゃ重要で、少し含み損になったからと言って怖くなって解約してしまう人が多いかと思います。
ここで解約してしまったら長期投資の意味がなくなってしまうので、含み損に動揺せずお買い得と考えるのが大事かと思います。
投資で利益を出している人で最も多いのは以下のような人ということを聞いたことがあります。
- すでに亡くなっている人
- 投資していることを忘れている人
つまり、余計なことをせず、ひたすら長期的に積み立てるのが良いのかと思っております。
重要なポイント②でも触れましたが、下落時は購入口数が増えるので、結果的に利益になる可能性も高いです。
筆者の場合
冒頭でも少しお話しましたが、積み立て開始したのが2020年1月でこの時期はコロナショックの直前になっております。
しかも最初にまとまったお金を入れたのでコロナショック直後に元本から20%くらいの含み益を抱えてしまいました。
でも株価は最終的には戻るということを信じて積み立てを続けました。
結果、コロナショックから半年ほど経過で損失がなくなり利益に転換することができました。
まとめ
重要なポイントは以下の5つでした。
- 長期投資はコストが命
- 長期的に見て右肩上がりのチャートになっている
- NISA口座に対応している
- クレジットカード決済可能でポイントが付く
- 下落した場合はお買い得と考える
あとは、分配型よりも再投資型の方が投資効果が高いので個人的には良いと思っております。
特に特別分配金が出るものについては、元本を取り崩して分配を行うので投資効果が低くなってしまいます。
どれも大事なポイントだと思いますので参考にして頂ければ幸いです。
以上、この記事がご参考になりましたら幸いです。
ちなみに筆者については、一番やばい時期に積み立てを開始しても保有していれば利益に変えることができたので、これから投資信託への積み立てを開始しようと思っているけど、躊躇してしまっている方は思い切って行動してみても良いのかなと思います。
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