デイトレードで手数料負けを防ぐには【FX】

FX基礎知識
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FXにおいて最大にして唯一のコストは「スプレッド」です。

FXは大雑把に言えば上か下かを当てるゲームだから、スプレッドさえなければ勝率は50%に収束すると思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

厳密にはそんなに単純ではないのがFXの難しいところですが、とはいえ、スプレッドと言うものはやはりトータル収益に直結するくらい重要なものとなっております。

したがって、このスプレッドをいかに小さく済ませるかが手数料負けを防ぐことに繋がります。

そして、スプレッドは証券口座によって変わって来るものですが、特に国内口座と海外口座ではスプレッドに大きな差があります。

この記事では、国内口座と海外口座のどちらが良いかということと、スプレッドを小さくする方法を解説していきます。

この記事で分かること
  • 国内口座と海外口座のどちらがスプレッドが小さいかが分かる
  • 国内口座と海外口座のどちらでトレードした方が良いかの指針が分かる
  • 海外口座でのスプレッドの抑え方が分かる
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国内口座と海外口座のどちらがスプレッドが小さいか

結論を先に申しますと、国内口座の方がスプレッドが小さいです。

国内口座

日本国内の口座は基本的にスプレッドが低いです。

例)OANDA Japan のドル円だと約0.3Pips

なので難しいことを考えたくない場合は国内口座を開設してトレードするのが良いでしょう。

海外口座

海外口座はスプレッドが高いです。

例)XMのドル円だと約1.6Pips

スプレッドが1.6Pipsの場合、1Lot(10万通貨)でトレードする場合、最初から約1,600円負けているということになります。

1日3回トレードする場合、月に60回ほどになるので、10万円ほどのコストが発生することになるでしょう。

ただし、擬似的にスプレッドを抑える方法があります。

スプレッドを抑える方法
  • キャッシュバック口座を利用する
  • トレード毎にボーナスがつく証券口座を利用する

XMの場合で解説します。

キャッシュバック口座を利用する

TariTali 等を経由してキャッシュバック口座を開設し、その口座でトレードすると1Lotにつき8.5ドルキャッシュバックされます。

ドル円の場合、1Lotにつき1,600円のコストが発生しますが、8.5ドル(レートによるが約900円)差し引くと、700円までコストを抑えることができることになります。

トレード毎にボーナスがつく証券口座を利用する

さらにXMにはXMPというボーナスがトレード毎に付与されます。(保有時間が10分を超える必要がある)

XMのランク(トレードを継続的にしていれば上がる)にもよりますが、最大ランクまで行くと1Lotで6.6ドル(約700円)ほどのボーナスが付きます。

ボーナスについては、制約はあるものの、トレードに使用する分には現金と同じように使用することができます。

ボーナスの注意点としては以下になります。

ボーナスの注意点
  • ボーナスを使用したトレードの場合、TariTali等のキャッシュバック口座であってもキャッシュバックされない
  • ボーナスを使用したトレードの場合、XMPが付与されない

キャッシュバック口座とボーナスを利用することにより、ドル円でのトレードの場合であれば限りなくコストをゼロに近づけることができます。

選ぶ基準について

スプレッドで言えば、キャッシュバック口座等を利用することで海外口座でも充分戦って行けることがわかりました。

では口座を選ぶ基準としては他に何を見たら良いかということを解説していきます。

スプレッド以外の口座を選ぶ基準は以下が挙げられると思います。

口座を選ぶ基準
  • レバレッジ
  • 税制

この2つについて、以下の表にまとめます。

レバレッジ税制
国内口座一律最大25倍約20%の固定税率
海外口座口座によって違う
1000倍とかの口座もある
例)XMの場合、最大888倍
累進課税制度
ざっくりと以下のような感じ
・195万円以下の場合は15%
・330万円以下の場合は20%
・695万円以下の場合は30%

国内口座

国内口座ではレバレッジ規制が厳しく、25倍までしか上げることが出来ないので、小資金からお金を増やすことは難しいです。

また、税制面では国内口座の方が基本的には有利となっております。(195万円以下の場合は海外口座の方が有利)

したがって、資金が豊富にある場合は国内口座の方がシンプルで使いやすいです。

海外口座

高いレバレッジでトレードすることができるので、小資金からお金を増やすことができます。

税制面については、累進課税制度になっておりますので、稼げば稼ぐほど厳しくなってきます。

キャッシュバック口座等を利用する場合は擬似的にスプレッドを抑えることができるので、これが面倒でなければ選んでも良いでしょう。

したがって、資金が少ない場合で、少々面倒なことに目をつぶることができれば、海外口座の方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では以下について解説いたしました。

  • 国内口座と海外口座のどちらがスプレッドが小さいか
  • 国内口座と海外口座のどちらでトレードした方が良いか
  • 海外口座でのスプレッドの抑え方

スプレッドについては工夫次第で海外口座でも戦って行けますので、自分の資金量や、どれだけトレード稼いでいるかによって選ぶべき口座が国内なのか海外なのか変わっていくということでした。

初心者の場合は、基本的に小資金でトレードすると思いますし、それほど稼げないと思われますので、海外口座を選ぶ方が効率が良いと思っています。

実際に筆者も最初から海外口座のXMを使用しております。

ただし、一言で海外口座と言っても色々とあって、中には出金が出来ない業者もあるようなので、選ぶ際は評判等を確認した上で口座開設すると良いかと思います。

以上、この記事が参考になれば幸いです。

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