FXのトレンドとレンジの見極め方【初心者向け】

FX基礎知識
この記事は約5分で読めます。

チャートには「トレンド」と「レンジ」というものが存在しております。

もうそのままなのですが、トレンドとは上下どちらかに勢いがついている状態で、レンジとは一定の範囲内を上下している相場になります。

そして、レンジには色々な種類があります。

この種類を理解しておくことで、いち早くレンジかどうかを見極めることにつながるかと思います。

この記事では、トレンドとレンジを簡単に説明しつつ、それぞれの見極め方を解説していきます。

この記事の対象読者
  • トレンドとは何か分からない方
  • レンジとは何か分からない方
  • レンジの種類が分からない方
  • トレンドとレンジの見極め方が分からない方
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トレンドとは?

トレンドとは、勢いが上下どちらかに傾いている時の相場になります。

ダウ理論の解説記事でも出てきましたが、以下の画像のようなチャートになります。

このような綺麗なトレンドが発生することは珍しいですが、トレンドに乗ることができれば大きく利益を得ることができるでしょう。

レンジとは?

レンジとは「電子レンジ」のことです。

…冗談です。

レンジとは、一定の範囲内を上下している相場のことです。

画像で示すと、以下のようになります。

トレンドと比べると全く方向感がありませんね。

そしてFXにおいては7割くらいはレンジ相場と言われております。

したがって、レンジになる前提で考えた方が無難かと思います。

また、上の画像では上下が揃っている「平行レンジ」と呼ばれるものですが、他にも種類がありますので、代表的なものをご紹介いたします。

レンジの種類について

代表的なレンジは以下になります。(他にもありますが、筆者がよく見ると感じたものを挙げております)

レンジの種類
  1. 平行レンジ
  2. 三角保ち合い(もちあい)
  3. アセンディングトライアングル
  4. ディセンディングトライアングル
  5. フラッグ

一つずつ見ていきましょう。

平行レンジ

平行レンジは先ほど挙げたようなチャートになります。

上下揃ってるのが2回~3回くらい続くと思ったら、平行レンジを疑うと良いでしょう。

戦略としては、下限からの買いと上限からの売りになります。

そして、どちらかに抜けた後に、押し戻りを待って入るのが良いでしょう。

三角保ち合い(もちあい)

三角保ち合いとは、文字通り三角形の形状をしたチャートになります。

以下の画像のような感じです。

上下の幅がどちらも狭くなってきてから見極めるしかありません。

そして、レンジの幅がどんどん狭くなってきているので、トレードするのは難しいでしょう。

もちろん値幅がそれなりにある三角保ち合いならトレードしてみても良いと思います。

そして、このレンジはどちらに抜けるのかが事前には分からないのですが、抜けた方向には伸びる傾向があるので、抜けてから押し戻りを待ってから入るのが良いでしょう。

ここで気づいた方も多いとは思いますが、基本的にレンジを抜けた後は押し戻りを待って入るのが無難です。

抜けた瞬間に入ってしまうと、ヒゲになって戻って来る可能性もありますからね。

そうなると、今度は逆行する可能性が高くなってしまうのです。

アセンディングトライアングル・ディセンディングトライアングル

アセンディングトライアングル・ディセンディングトライアングルは先ほどの2つのレンジと違って名前が覚えづらいですね。

アセンディングは上向きで、ディセンディングは下向きの計上になるのですが、筆者の場合は「ディス」という単語には「ディスライク」等の否定を表す言葉に使用されているので、「ディセンディング」が下向きと言うふうに覚えております。

とはいえ、無理に名前を覚える必要はないかと思います。

それぞれのチャートの形状は以下の通りです。

それぞれの見極め方
  • 高値は揃っているけど、安値切り上がっているのがアセンディングトライアングル
  • 安値は揃っているけど、高値切り下がっているのがディセンディングトライアングル

そして、それぞれ抜けやすい方向があります。

抜けやすい方向は以下の通りで、これは直感的にも分かりやすいと思います。

抜けやすい方向
  • アセンディングトライアングルに抜けやすい
  • ディセンディングトライアングルに抜けやすい

ただし、あくまで抜けやすいだけなので、発見次第その抜けやすい方向にエントリーするのは危険です。

こちらもしっかりと抜けてから押し戻りを待つのが無難とされております。

フラッグ

フラッグとは文字通り旗のような形状をしたチャートになります。

以下の画像のような感じです。

これは下降のパターンになりますが、上昇のパターンは下から入って上に出るという逆の形になります。

見極め方は以下の通りです。

フラッグの見極め方
  • 上昇フラッグ
    • 下から入って上に出る
    • レンジは右肩下がりの形状になる
  • 下降フラッグ
    • 上から入って下に出る
    • レンジは右肩上がりの形状になる

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では以下について解説いたしました。

  • トレンドとは?
  • レンジとは?
  • レンジの種類について

トレンドあるいはレンジなのかを見極めるのって結構難しかったりします。

トレンドだと思っていたら、いつの間にかレンジになっていたと言うパターンは結構あるからです。

なので、レンジの種類を知っておくことで、これはレンジになるかも知れないと言うことをいち早く察知することができます。

ぜひ、この記事を参考にして色々なレンジをチャートから探してみてください。

ただし、図に描いたような綺麗な形状になることは稀なので、少し大雑把に見るのが良いかと思います。

以上、この記事がご参考になれば幸いです。

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