フリーランスになる場合、やらなきゃいけないことが多くて大変そうですよね?
これが億劫でなかなか踏み切れない方もいるかと思います。
新しくフリーランスになろうとしようとしている人のために、僕が実際に実施したことを記載していきます。
参考になりましたら幸いです。
実施したこと
- 開業届の提出(青色申告承認申請含む)
- 小規模企業共済の申し込み
- 年金切り替え
- 健康保険の手続き
- iDeCoの申し込み
- 名刺作成
- 仕事用の銀行口座とクレジットカードの用意
- 会計ソフト導入
- PC周りの備品調達
- 書類を管理するためのファイル調達
- お金に関わる勉強
一つずつ詳しく見ていきましょう。
開業届の提出(青色申告承認申請含む)
これがないと始まりません。
提出しなくてもフリーランスとしての活動はできるらしいですが、税金に関して優遇されなくなってしまいますので提出しましょう。
お住まいの管轄の税務署で手続きを行います。
青色申告承認申請ですが、確定申告の方法が難しくなるようですが、税制上のメリットがあるのでした方が良いかと思います。
2つとも控えをもらえるので、大切に保管しておきましょう。
小規模企業共済の申し込み
金融機関で手続きを行います。
全額控除される貯金みたいなものなので、余裕のある方はやってみてもいいかもしれませんが、デメリットも把握しておきましょう。
最大月額7万円まで積み立てできます。
僕は7万円で手続きしましたがお金に余裕がなくなったら金額を調整しようと思います。
ちなみに開業届の控えのコピーを持っていったら原本じゃなきゃダメだと言われたのでこれから申し込みに行く方は注意してくださいw
年金切り替え
役所で手続きを行います。
正社員は第2号被保険者でしたがフリーランスは第1号被保険者になります。
大きな違いは厚生年金がないことと全額自己負担になることです。(正社員は会社と折半)
また、月額400円で付加年金というものが付けられるのですが、払い込んだ月×200円が年金受取額として永続的に加算されるので迷わず付けた方が良いです。
2年受給できれば元が取れてしまいます。
健康保険の手続き
会社で入っていた健康保険は失効してしまうので自分で手続きをして発行しなくてはなりません。
こちらは3通りあって、人によって何がお得かが変わってくるでしょう。
- 国民健康保険
- 健康保険組合
- 任意継続
国民健康保険は最も高いと言われているようで実際に試算してみたら確かに高かったです。
残る選択肢として2つありますが、健康保険組合に入る場合は職種が限られるそうで
エンジニアの場合は「文芸美術国民健康保険組合」というものに入れるようです。
保険料はどれだけ収入が多くなっても固定なので多くの方が一番安くなるのではないでしょうか。
ただし、扶養家族がいる場合はその分保険料が増えてしまうので注意が必要です。
一方、任意継続は会社員時代の健康保険をそのまま最大2年間継続できるというものです。
保険料については月収によって変わるので何とも言えませんが、扶養の概念があるので扶養家族がいる場合はこちらの方が安くなる可能性があります。
僕は扶養家族が1人いるので任意継続を選択しました。
iDeCoの申し込み
僕は企業型DCをやっていたのでそれをiDeCoに移管させる手続きが必要でした。
ちなみにiDeCoは積立額全額が控除される投資信託のようなもので、上でご紹介した小規模企業共済と同様お金に余裕がある方はやってみても良いかもしれません。
フリーランスの場合は最大月額68000円まで積み立て可能。
ただし、付加年金を付けている場合は67000円まで。
僕は67000円積み立てています。
デメリットとしては原則60歳になるまでは受け取ることができないことです。
名刺作成
フリーランスでも何かと名刺が必要になるかと思いますので作成しておきました。
僕はデコプチというiPhoneのアプリで作成しました。

2580円で100枚作ることができ品質もなかなか良かったので満足しております。
仕事用の銀行口座とクレジットカードの用意
僕はもともと銀行口座とクレジットカードを余分に持っていたのでこれを仕事用に使おうと決めただけです。
でも、結局はプライベート用の口座やクレジットカードを使って経費を使ったりしてしまっています。
その場合は「事業主借」という科目で仕訳をする必要があるのですが、事業主借という科目を多用することで税務署からチェックが入ってしまうことが考えられるそうです。
理想を言ってしまえば仕事用とプライベート用で支払いを完全に分けてしまうのが良いですが、現実的には難しそうです。
ここら辺はやっていくうちに自分なりのベストを模索しようと思います。
クレジットカードを作るのであれば、楽天カードがオススメです。
楽天カードがあればふるさと納税をお得に活用することができます。
会計ソフト導入
僕はやよいの青色申告オンラインを使用しております。
選定理由はクラウド型サービスっていうのと1年間無料ってところです。
慣れてないということもあるかも知れませんが若干の使いづらさは感じます。
PC周りの備品調達
エンジニアとしての開発案件やFXトレードをしやすくなるような環境を目指しました。
- L字型デスク
- デスクトップPC1台
- ノートPC1台
- モニター3台
- KVMスイッチ
- キーボード・マウス
- コードを纏めるためのグッズ
この環境でシステム開発の傍らでチャートを定期的に監視しております。
詳細は以下記事をご参照ください。
書類を管理するためのファイル調達
開業届の控えなどの大切な書類や日々発生するレシート・領収書などを保管しておくためのファイルを購入しました。
特に確定申告に使用する資料は保管期間が定められているものがあるので、しっかりと保管できるようにしておいた方が良いかと思います。
お金に関わる勉強
最後にお金に関わる勉強です。
インターネットで調べたりしたのもありますが書籍を購入して勉強したりしています。
フリーランスになると税金も自分で処理しなくてはならないし将来の資産形成も正社員と比べると不利になりがちです。
特に年金に関しては正社員が2階建てと言われるように国民年金と厚生年金がありますが、対策をしていないフリーランスは1階建てで国民年金しかありません。
ここに付加年金やiDeCoなどで積み立てておくと税金対策と資産形成が同時にできるのでお金に関してはそれなりに優位になれるかと思います。
特に付加年金は書籍で勉強をして初めて知ったのでそれだけでも勉強した価値があったかと思います。
実際に勉強した書籍をご紹介しますね。
簿記の勉強は確定申告のために必要ですし、FP3級は投資・保険・税金等のお金に関係する基礎知識を満遍なく勉強できるのでおすすめです。
まとめ
正社員からフリーランスになるのって結構勇気が要りますよね。
僕もフリーランスになることを視野に入れたのが3年くらい前になるのですが、なかなか踏み切れませんでした。
フリーランスは実力がものを言う世界なのでやっていけるかどうか心配でしたし税金関連も全く知識がありませんでしたからね。
もちろんなってしまった今でも将来どうなるのかは不安ですが、それは正社員でも同じかと思います。
特に今の世の中は終身雇用が崩壊するとか言われていたりして現に特に業績が悪くない企業であってもリストラしていたりしますからね。
これからフリーランスになろうとしている方だけではなくすでにフリーランスになっている方にも参考になれば幸いです。
最後までお目通し頂きありがとうございました。
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